コラム

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デジタルよりアナログ?

先日、行きつけのスーパーマーケット (マックスバリュ) で買い物をして、レジに並びました。そのとき、僕の前の人はレジ打ちが半分ほど終わっていて、すぐ支払いになったのですが、スマホを取り出して 「あーでもない、こーでもない。」 という状況に。どうもクーポンの使い方が分からないご様子。レジ係の人も一緒になっていろいろやっているのですが、なかなかうまくいかない。

だいぶ時間がたって、やっとクーポンが使えるようになったようで、ようやく僕の番がまわってきました。でも、隣のレジに並んだ方が早かったよう。トホホ……。

僕も、スマホクーポンの使い方が分からなくて戸惑うこともありますので、人ごとではありません。紙のクーポン券なら、 「はい。」 と出して終わり。こんなに時間がかかることはなかったのにと思うのは、アナログ人間のひがみでしょうか。

デジタル化で、社会はすごく便利になりました。しかし、アナログにもいいところがあります。ところが、最近、何が何でもデジタル化を推し進めなければという、デジタル化を自己目的化するような風潮を感じます。健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化するというのも、その一つの現れですね。

裁判も、その例外ではありません。完全デジタル化に向かって進んでいます。弁護士は、もうすでに近い将来、紙で書面を提出することができないようになることが決まっています。そのうち、一般の方も紙を使えなくなる日がやってくるかもしれません。

デジタルは、便利になる範囲で大いに使うのがよい。しかし、デジタルでなければ駄目だと考える必要はない。デジタル化によってかえって不便になるようなことは、まっぴらごめん。このように考えるのは、僕だけでしょうか。

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